これがオレのイキかた
サボテンや多肉植物の栽培家にはこだわりを持った方が多く、
そのコレクションにも脈々と真髄が流れているものです。そんなこだわりを披露していただく企画がこの
「オレのイキかた」です。
こだわりになるきっかけやそれまでの経緯、コレクションの
見どころを許される限りかたってまらいましょう!
第1回は僭越ながら編集ならびに構成担当のワタクシめが・・
一年ほど前から蒐集に躍起になっている瑞鳳玉。
アストロフィツムの中でも地味な部類に入るであろう本種の虜になったのはその個体差にあります。地域変種はもちろんのこと、刺の色、形、白点の入り方、大型か小型か、それらを網羅することはできませんが、自分の好みのタイプを見つける喜びや、一つ一つの個性を見ていると、時が経つのも忘れ、見入ってしまいます。交配が盛んに行われている中で、原種の存在もまた、好奇心を刺激します
和名だけでも様々あり、近年ではその細やかな分別が影を潜めひとくくりに瑞鳳玉とされ流通しているようです。基本概念を探ると共に、先人の名付けた和名と英語表記との特定を今後のサボテン人生の命題とし、後世に引き継いでいきたいと思っています。瑞鳳玉と同じく大鳳玉も同様です。
流行と言うものは繰り返されるものですが、一時代を築いた瑞鳳玉、大鳳玉もいずれはブームの波にもまれるのでしょうか?
大鳳玉は主に刺の形、色でその名称が変わるようです。瑞鳳玉には無かった斑入り種も魅力の一つ。
刺は黒、黄色、飴色、短刺、長刺、直刺、曲がった刺、水牛、薙刀などなど全国にはさまざまな大鳳玉が存在していることと思います。瑞鳳玉や大鳳玉は成熟してくると柱状に育ちます。この時の大きさも名称の違いに大きく影響しているため、幼苗の段階で判別するには熟練の眼が必要だと思われます。
柱に育った姿も悠然としていて風格があり、威厳と自信にあふれた姿に惚れ惚れします。瑞鳳、大鳳ともに株元の蒸れを嫌い、根の際から腐ることが多くあります。夏の高温多湿と冬の結露などによる蒸れ、凍結による冷害などが栽培するうえでの留意点になると教わりました。今は玉型のものが多くまだまだ若い苗ばかりですので、年月を重ね、立派な柱の群を築けるように精進して参ります。
今回のカクタスバッカはいかがでしたか?次回は夏頃の発刊を目指し只今取材・執筆中です!
次はあれのこんな話なんかしたりなんかしちゃったりして・・・